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絆創膏について

ここでは「絆創膏」の使い方や処理方法等の知識から、安全・環境への取り組みまでQ&A形式でご紹介致します。

  • 絆創膏の基礎知識
  • 救急絆創膏に関するQ&A
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絆創膏の基礎知識

 
基礎知識 1. 救急絆創膏の定義
基礎知識 2. 薬事法による救急絆創膏の分類
基礎知識 3. 救急絆創膏に使われる「基材」の種類
基礎知識 4. 救急絆創膏に使われる「粘着剤」の種類
基礎知識 5. 救急絆創膏ができるまで
基礎知識 6. 救急絆創膏の歴史

 
救急絆創膏の定義 ページの先頭へ >>

  絆創膏には、患部に塗ることで被膜をつくる水絆創膏(液状絆創膏)やテープ絆創膏(サージカルテープ、粘着包帯、伸縮性粘着包帯)など、さまざまな種類がありますが、一般家庭での傷ケア商品として最も身近なものが救急絆創膏でしょう。その定義は「身体の部位に用いる、接着剤を付した布製又はプラスティック製等の各種形状の絆創膏材」というもの。中にはパッドを付する製品もあり、主に傷の被覆及び保護、傷口の皮膚接合、身体の創傷部位の支持等に用います。  

 
薬事法による救急絆創膏の分類 ページの先頭へ >>

  救急絆創膏は医薬品医療機器等法によって「医薬品」「医薬部外品」「医療機器」の3つの種類に区分されています。製品区分の違いは、主に成分や効能・効果になるため、使用目的による使い分けが必要になります。ただし、ほとんどの製品が一般名称である「救急絆」として売られているので、購入の際は裏面の製品区分をしっかりと確認するよう心掛けてください。  

 
医薬品・医薬部外品
 

  一定濃度のアクリノールのほか、塩化ベンザルコニウムなどの殺菌消毒薬がパッド部分に含まれています。殺菌消毒効果を有しているのが特徴です。  

 
医療機器
 

  現在、最も多くの救急絆創膏が医療機器に区分されています。パッド部分に薬剤が含まれていないことから、患部の保護が主な目的となります。  

 
救急絆創膏に使われる「基材」の種類 ページの先頭へ >>

 
ウレタン不織布
 

  伸縮性が高く肌にピッタリとフィットするとともに、抜群の通気性も兼ね備えたウレタン不織布は、1986年の登場とともに、救急絆創膏の基材として急速に浸透中です。  

 
塩化ビニル
 

  基材として古くから使われています。通気性が低いため、全面に穴が開けられたタイプが主流。一時期、話題になったダイオキシン問題は、焼却技術の向上によりほぼクリアされています。  

 
伸縮性綿布
 

  非常に丈夫な基材です。伸縮性があるため関節部分に使用しても剥がれにくいのが特徴です。また耐水性も高いので、水仕事の際に優れた効果を発揮します。  

 
スポンジシート
 

  厚みのある(1mm程度)クッションタイプの基材です。柔らかいスポンジが傷にかかる摩擦や衝撃を緩和するので、スポーツやハードワークの際の使用がおすすめです。  

 
ウレタンフィルム
 

  抜群の防水性を確保した基材です。空気や湿気を通しやすく傷口が蒸れにくく、患部への水の侵入も防いでくれるので、水仕事を頻繁に行う主婦にもおすすめです。  

 
オレフィンフィルム
 

  1990年代に塩化ビニールに変わる基材として注目された素材。焼却時にダイオキシンの原因とされる塩素が発生しません。  

 
救急絆創膏に使われる「粘着剤」の種類 ページの先頭へ >>

 
アクリル系粘着剤
 

  現在、主流となっている粘着剤です。石油を原料とするアクリル樹脂を主成分としており、透明性、耐候性、耐熱性に優れています。また低アレルギー性であることも大きな特徴です。  

 
ゴム系粘着剤
 

  天然ゴムや合成ゴムを主成分とする粘着剤で、軟化剤や樹脂、充填剤を混ぜて使用します。低コスト、粘着特性が調整しやすいなどの特徴がありますが、耐候性や耐熱性はアクリル系に比べやや劣ります。  

 
シリコーン系粘着剤
 

  耐熱性、耐寒性、耐候性、耐薬品性に優れた粘着剤です。さらに低アレルギー性をも実現しています。  

 
救急絆創膏ができるまで ページの先頭へ >>

  救急絆創膏の製造は、塩化ビニルなどの原反から包装までを1台の機械で行うのが一般的です。まず原反の剥離紙を巻き取りながら蒸れ防止の穴を開けます。その後、ガーゼを取付け、セパレーターと呼ばれる粘着面を保護するシートを重ねて決められたサイズにカット。包装後は検品、箱詰めを経て、最後に滅菌処理を施します。傷口に直接触れるものだけに、製造にあたっては衛生管理の徹底が図られています。  

  救急絆創膏ができるまで工程イラスト  

 
救急絆創膏の歴史 ページの先頭へ >>

  救急絆創膏は1921年にアメリカ・ニュージャージー州に住むアール・E・ディクソン(後のジョンソン・エンド・ジョンソン社副社長)が考案したものといわれています。なれない台所仕事でケガの絶えない愛妻のために彼が考えた絆創膏は、医療用テープの中央にガーゼを付け、片手でもすぐに手当てができるというものでした。その後、世界的なブランドとなる救急絆創膏「バンドエイド 」が誕生します。一方、日本では1948年に日絆薬品工業(現・ニチバン)やリバテープ製薬などが相次いで救急絆創膏を発売。1959年には、ジョンソン・エンド・ジョンソンの日本法人が「バンドエイド 」の輸入販売をスタート。それまで一般家庭で馴染みの薄かった救急絆創膏を一気に普及させました。  

  救急絆創膏の歴史写真