タンポンについて
ここでは「タンポン」の使い方や処理方法等の知識から、安全・環境への取り組みまでQ&A形式でご紹介致します。
Q. タンポンはどうやって入れるの?
タンポンを使うときは、説明書をよく読んで正しい使い方を確認してください。使用方法はタンポンの種類によって多少違いがあります。
初めてタンポンを使うとき、経血の量が多い日にスタートすると滑りやすくなってスムーズに挿入できます。
では順を追って説明いたしましょう。
まず、最初に手指を清潔にします。タンポンが入っている個袋を開封してください。
タンポンを入れる時は、リラックスして楽な姿勢(挿入の姿勢)で始めましょう。取出し用ヒモを確かめてから、体に力が入らないポーズで、スムーズに挿入できます。
なお、不安な方は産婦人科などの専門医にご相談下さい。
Q. アプリケーターの仕組みを教えてください
タンポンを正しい位置に挿入しやくするための、ガイド用の筒をアプリケーターといいます。
外筒と内筒が一体になっており、この中にタンポンが入っています。
アプリケータータイプのタンポンの断面図は下図の通りです。
Q. アプリケータータイプの使い方は?
1.
外筒のミゾ部分を親指と中指で持ち、外筒の丸い先端を自分の方に向けます。
2.
外筒の丸い先端を膣口に当て、息を吐きながら外筒のミゾ部分を持った指が膣の入口にあたるぐらいまで外筒を挿入した後、内筒と外筒が重なるまで人差し指で内筒を押し込みます。この操作でタンポンは正しい位置に挿入されます。
3.
タンポン挿入後、紐を引っ張らないようにしてアプリケーターを引き出します。これがアプリケーターの使い方です。
Q. フィンガータイプの使い方は?
1.
タンポンを包んでいるセロファンを取り除き、ヒモを取り出します。
2.
タンポンを持ちやすいように、ヒモをあらゆる方向に引っ張って裾を広げます。
3.
1.によりできたくぼみに、人差し指をあてて図のように持ちます。
4.
タンポンの丸い先端を膣口にあて、タンポンを上方向に挿入し、次にタンポンの先がつかえる感じがしたら斜め後ろ方向に入れて下さい。指の第2関節が完全に入るまで十分奥に挿入します。
5.
最後にヒモが膣口より出ていることを確認して下さい。
Q. スティックタイプの使い方は?
1.
吸収体のヒモのついた方のセロファンをはがし、吸収体後端(ヒモのある側)にある穴にスティックを挿し込みます。その後はスティックを持ち、吸収体先端部のセロファンをはがし挿入します。
2.
スティック先端に人差し指をあて、ヒモとスティックを親指、中指などでしっかり持ちます。
3.
吸収体の先端を膣口にあて、ゆっくりと挿入します。つっかえる感があるような場合には、スティックを回しながら挿入するとスムーズに入ります。
4.
挿入後は、膣口からヒモがでていることを確認し、スティックのみをゆっくりと引き抜きます。
Q. なぜ吸収力の違うタンポンがあるの?
経血の量は個人差もありますし、月経期間中の日によっても違います。 そこで、それぞれの経血量に合わせたタイプが用意されているのです。
経血量よりもタンポンの吸収量が大き過ぎると、タンポンを取り出しにくくなることがあります。自分の経血量に合った吸収力のタンポンを選ぶことは、月経期間中を快適に過ごすためにとても大切なことです。